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本年度の県営農業農村整備調査計画の概要が、県農村整備課への取材で分かった。新規で調査着手する５地区を含め、計21地区で進める。21地区の本年度トータル委託費は４３８３万７０００円を見込んでおり、来年度以降の事業化に向けて計画をまとめていく。
21地区の全体調査計画費は計２億４０１０万４０００円を想定している。このうち本年度から新規調査着手するのは◇中群馬（前橋市）◇江黒（明和町）◇榛名東部（前橋市）◇上落合（高崎市・藤岡市）◇大谷・牛秣（藤岡市）−。このうち江黒では農地整備を計画している。本年度を調査期間に予定しており、全体調査計画費は２００万円を見込む。
残る中群馬、榛名東部、上落合、大谷・牛秣では防災減災対策を行う。中群馬では用排水整備に向けて、本年度単年で調査を予定。全体調査計画費は１５０万円を想定している。榛名東部では特定農業用管水路整備に向け、２０１７年度までの２カ年で４００万円かけて調査を予定。上落合では河川工作物応急対策を実施する。本年度単年で調査を行う。全体調査計画費は３００万円。大谷・牛秣では、ため池の地震対策に向けて17年度までの２カ年で７００万円をかけて調査する見通しだ。
前年度からの調査継続地区は◇小此木（伊勢崎市、農地整備）◇上細井中西部（前橋市、農地整備）◇大泉坊（前橋市、農業基盤整備促進）◇西堤沼（前橋市、ため池整備）◇笠張・寺後原（渋川市、農地整備）◇駒場栄（渋川市、農地整備）◇勝保沢（渋川市、農地整備）◇深沢川頭首工（桐生市・伊勢崎市・みどり市、河川工作物応急対策）◇天狗岩堰用水（前橋市・高崎市・玉村町、用水確保）◇上ノ原（東吾妻町、農地整備）◇横尾（中之条町、農地整備）◇干俣（嬬恋村、水利施設整備）◇碓氷川流域（安中市、公害防除特別）◇沼田平用水（沼田市・川場村、水利施設整備）◇上三峰（みなかみ町、ため池整備）◇四ヶ村（みなかみ町、用排水施設整備）−の16地区。
このうち小此木、上細井中西部、大泉坊、西堤沼、笠張・寺後原、深沢川頭首工、上ノ原、横尾、干俣、碓氷川流域、沼田平用水、上三峰、四ヶ村−の13地区では本年度で調査が終わる見通し。残る駒場栄、勝保沢、天狗岩堰用水−の３地区では17年度の調査完了を予定している。