トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2016/08/23

【香川】大束川・金倉川浄化C汚泥処理検討手続きに

 香川県土木部は中讃流域下水道大束川と金倉川の両浄化センターから発生する汚泥の処理を検討する業務手続きを開始した。両センターから発生する汚泥を統合し処理する方法を視野に、検討するのは初めて。8月29日まで参加表明書、9月2〜13日に技術提案書を受け付ける。
 中讃流域下水道大束川浄化センター(宇多津町)の計画処理面積は全体3718・9fのうち事業計画面積は2128・9f。
 計画1日最大汚水量は全体の日量4万8300dのうち、認可は日量3万6800d、現有能力は日量2万4000d。汚水の処理方式は標準活性汚泥法、汚泥は分離濃縮と脱水方式。
 同金倉川浄化センター(多度津町)の計画処理面積は全体2873・8fのうち、事業計画面積2201・3f。計画1日最大汚水量の全体は日量4万1000d。認可が日量3万2600d、現有能力が日量2万d。汚水の処理方式は標準活性汚泥法、汚泥は濃縮と脱水方式。
 今回の業務では両浄化センターの将来施工分も含めた効率的な施設整備を前提に、今後の発生汚泥量を予測。
 各処理場での汚泥集約処理の場合と単独処理の他、考えられる汚泥処理工法や方法などの処理を比較検討しつつ、コスト、リスクや環境負荷低減効果などの面から総合的に検証し最適処理方法の提案を行う。
 現在の発生汚泥処理はセメント改良材として再利用されているが、高松市が取り組むバイオマス発電の活用や、処理場ごとに新しい機械を導入し汚泥を処理する新手法、集約処理する場合とのコスト比較など、同業務を通じて検証する考えだ。納期は2017年3月24日までで、今後の汚泥処分体系の在り方を探る。

提供:建通新聞社