全国農業協同組合連合会京都府本部(JA全農京都)は、京都JA会館(京都市南区東九条西山王町1/昭和42年築)を現地で建替える。
京都JA会館は京都府内のJA運動の拠点施設として使用されてきたが、耐震対策のため新ビルに建て替えることを決め、新ビル設置に係る検討委員会で将来ビジョンなどを検討してきた。
7月25日で全ての団体が移転を完了した。今後解体工事を進め、新ビルの工事に着手する模様。完成は31年春頃の予定。
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京都JA会館敷地を含む約0・6fについては、東九条西山王町地区地区計画が策定に向け諸準備が進められている。
地区計画の目標は、商業・業務・宿泊機能等の更なる立地誘導を図りつつ、建築物の建替えを通じた土地の高度利用により都市機能の更新、充実を図ることで京都の玄関口にふさわしい魅力あるまちづくりを進めるもの。
当該地区の用途地域は商業地域。建ぺい率の最高限度は80%。容積率の最高限度は烏丸通の道路界から30mまでの範囲内の建築物は600%、烏丸通の道路界から30mを超える範囲内の建築物は400%。
当該敷地内の建築物が事務所、ホテル又は旅館など指定する用途に該当し、同用途に供する部分の床面積の合計が建築物の延べ面積の1/2以上の場合、容積率を100%加えるなどの緩和措置を講じる。
京都市は8月26日に原案の説明会を開き、11月頃にも開催予定の京都市都市計画審議会に諮る予定。その後、年内の決定告示を目指す。