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建通新聞社四国
2016/08/19

【徳島】神山町の集合住宅 協働設計者を募集へ

 神山町、神山つなぐ公社、神山町のあす環境デザイン共同企業体(東京都国分寺市)が協力して進めている神山町の旧寄宿舎・青雲寮跡地への低層集合住宅の建設計画で、3者は8月までに工事期間中に神山町に住みながら設計監理業務を担当する協働設計者を池辺友香子氏、吉田涼子氏、秋山晴日氏の3人に決定した。共同企業体が3人を雇用する形とし、建物完成まで業務に当たる。青雲寮の解体は神山町が12月までに発注、集合住宅は事業手法を今後決め、2017年度からT期・U期に分けて工事を進める。
 解体する建物は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1000平方b以上(神領字大埜地374 青雲寮、給食センターなど)。解体工事費6500万円、解体工期約6カ月を予定。解体後の敷地は約5000平方bとなり、新たに木造2階建て一部平屋約20戸の住宅群と共有施設を建設する予定。入居者は、小中学校以下の子供世帯、結婚して間もない夫婦、近く結婚して神山町で暮らしたい人を考えている。
 協働設計者は現在、東京都内で設計に着手している。今後、建物プランを確定し、事業手法や発注方法を決めていく予定で、建物の建設時には3人は神山町内に住みながら業務に当たる計画。住宅の工期は、第1期が18年3月末、第2期は19年3月末となる見込み。
 神山町のあす環境デザイン共同企業体は、業務全体を東京都の三つの企業が分担して進めており、主に建築部門をビオフォルム環境デザイン室一級建築士事務所(国分寺市)、ランドスケープデザイン部門をプランタゴ(文京区)とユニットタネ(多摩市)が担当。協働設計者は建築を池辺氏と吉田氏、ランドスケープデザインを秋山氏が担当。

提供:建通新聞社