日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/08/17
【埼玉】鴻巣市の川里地区で小中一貫校検討
鴻巣市は、川里地域の3小学校と川里中学校を対象に小中一貫校化を検討している。学識経験者や公募委員で構成する小・中学校適正配置審議会で2015年度から議論を重ねており、17年度上期に予定されている答申の内容を最終的な判断材料とする考え。
検討対象は合併前の旧川里町の小中学校で▽広田小(広田3156−5)▽共和小(新井194−2)▽屈巣小(屈巣4515−1)−−と3校の卒業生が通う川里中(関新田1560−1)。3小学校は川里中から2q圏内に立地している。
これまでの議論の中で、広田小の児童数は16年の221人から22年は258人に増加する予測となっているが、共和小は107人から74人に、屈巣小は204人から184人に減少する見通し。
なお審議会では鴻巣、吹上の両地域における小学校適正配置についても議論している。答申で統廃合の方向性が示される可能性もある。対象は鴻巣地域の笠原小、常光小、鴻巣中央小と、吹上地域の吹上小、小谷小、下忍小、大芦小。