東京都都市整備局は「都営保木間第4団地建替基本計画策定」業務を窓建コンサルタント(新宿区)に委託した。老朽化した保木間第4アパートを解体し、新たな住宅を段階的に整備する。事業化に先立ち、敷地内に配置する建物や供給施設の配置・規模などをまとめるとともに、都市計画の変更手続きに必要なまちづくり計画素案や地区計画素案、一団地の住宅施設の変更素案を作成する。2016年度中に成果を得て設計委託などに備える。
保木間第4団地は、1966〜68年に建設した保木間第4アパート(足立区東保木間1ノ5、敷地面積約3・9f)を建て替えて整備する。既存の建物は鉄筋コンクリート造で22棟(管理戸数824戸)の構成。老朽化し、設備や間取りが陳腐化しているため、段階的に既存建物を解体して新たな住棟を建設する。保育所や集会所(3カ所)、併存店舗などもあり、これらの機能配置も検討する。
建て替えに先立ち、土地利用や住宅施設、公共公益施設の諸元、駐車場や住戸別の供給割合、事業スケジュールなどを検討し、供給処理施設を含めた施設配置や住棟の構成などを基本計画案としてまとめる。
並行して都市計画変更素案の作成も進める。まちづくり計画素案として、まちづくりの基本目標や土地利用方針を定める。また、地区計画素案の中で、地区計画の目標や区域の整備・開発・保全方針、地区整備計画を具体化する。一団地の住宅施設の変更案も作成する。
提供/建通新聞社