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建通新聞社
2016/08/18

【大阪】大阪市 大阪城東部地区の調査着手へ

大阪市は、大阪城東部地区の今後のまちづくりに向け、同地区の取得、整備を行う意向がある法人または法人グループを対象とするマーケット・リサーチ(市場調査)に着手する。8月29日〜9月9日に調査票を受け付け、9月下旬にヒアリングを実施する。
 大阪城東部地区は、JR環状線の森ノ宮駅〜大阪城公園駅の東側一帯の約40f。地区内には市の清掃工場跡地や移転用地、UR森之宮団地、府有地、JR森ノ宮電車区、市営地下鉄の検車場などがあり、大規模な未利用地が存在している。
 調査対象地は、もと焼却工場建て替え計画用地の「区画1」と、もと森之宮工場(ごみ焼却工場)、交通局検車場で構成する「区画2」。
 区画1はおおむね3年後からの活用を想定している。敷地面積は約2万6300平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。地下埋設物がある他、土壌汚染対策法の基準を満たさない地点がある。
 区画2は、おおむね10年後からの活用を想定。もと森之宮工場の敷地面積は約1万2200平方b。地上物件があり、土壌汚染対策法の基準を満たさない地点が確認されている。交通局検車場の敷地面積は約7万平方b。稼働中の建物が現存している。用途地域はいずれも準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)となっている。
 市が導入を希望する施設としては、▽観光・集客機能▽健康医療機能▽人材育成・研究機能▽多世代居住機能▽都市利便機能―などを提示している。また、JR大阪城公園駅〜区画2に回遊デッキを整備することを求める。
 同市は、参加任意の説明会を8月2日午前11時(参加受け付けは8月1日まで)から開く。場所は市役所本庁舎地下1階。

提供:建通新聞社