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建通新聞社
2016/08/17

【大阪】大阪府 長尾八幡線の詳細設計着手

大阪府は、新名神高速道路八幡インターチェンジ(仮称・IC)へのアクセス道路として計画する「府道長尾八幡線(都市計画道路内里高野道線)」について、本年度は実施設計や、用地取得に向けた測量を進める考えだ。
 実施設計はスリーエスコンサルタンツ(大阪市北区)に委託。道路詳細設計の他、平面交差点の修正設計を進める。納期は2017年5月31日。21年度から予定する工事に備える。
 同線は、枚方市北東部の国道1号から京都府八幡市に建設中の八幡ICを結ぶ。大阪府の事業延長は、京都府境までの約1`。国道1号との交差部から延長600b区間が現道拡幅、京都府境までの400b区間は新設となる。
 全体幅員は22bで、道路構成は車道4車線(各3・25b)、自転車歩行者道両側(各3・5b)、中央帯1b、路肩両側(各0・5b)。現道幅員は16bで、2車線とその両側に歩道がある。
 今後、17〜20年度に物件調査・用地取得を進める。工事は21年度に発注し、23年度の完成を目指す。
 全体事業費は約62億円で、内訳は調査費など約1億円、用地費約54億円、工事費約7億円。工事費の内訳は、道路築造工約4億円、舗装工約3億円を見込む。
 府では、同事業の事業効果として、国道1号〜新名神高速道路間の物流の効率化や、自歩道整備による安全性の向上などを期待している。新名神高速道路は23年度の全線開通を目指していたが、4月に発生した事故の影響で開通時期は不透明となっている。

提供:建通新聞社