嬉野市 嬉野小学校跡地整備基本設計を公表 本年度内に実施設計に着手 18年度の着工目指す 嬉野市は、嬉野小学校跡地(同市嬉野町下宿)整備の基本設計を公表した。約6867平方bの敷地に体育館と公民館を建設する計画で、2016年度内に実施設計に着手する予定。18年度から建築工事などに着工し、19年度内の完成を目指す。
嬉野小学校跡については同小学校移転後、校舎を文化財の保管施設として活用してきたが、同施設の老朽化に伴って14年度に解体。同跡地を有効利用するため、老朽化している嬉野公民館、市社会体育館(旧嬉野中学校の体育館)、市体育館の3施設の機能を統合した新しい体育館と公民館(集会所)を整備する。
体育館の構造は屋根が鉄骨造、躯体が鉄筋コンクリート+鉄骨鉄筋コンクリート造で、地上2階建て・延床面積4977平方b。バスケットボール、バレーボール、バトミントンの国体基準に対応したメインアリーナ(34b×40b)とサブアリーナ(16・8b×25b)を備え、992人分の観覧席を設ける。
公民館は木造平屋・床面積727平方bで、会議室や調理室、和室、公民館事務所などを設置する。両施設ともバリアフリーに配慮した施設となっており、基本設計は且O原建築設計事務所が担当した。
現在の計画では16年度12月補正予算に実施設計費を計上し、年度内に着手。17年度に敷地の造成工事を行い、18―19年度の2カ年で体育館と公民館を整備する予定。