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　県立学校の耐震化整備を進めている愛媛県は、２０１７年度に川之江高校武道場など８棟の改築と耐震補強を実施しない２棟の解体を発注し、県立学校の耐震化事業を完了する。文部科学省は毎年４月１日現在の学校施設耐震化状況をまとめており、16年度の愛媛県立高等学校の耐震化率は91・８％となっている。
　県立高等学校の耐震化率は10〜14年度にかけて５カ年連続全国最下位だったものの、県は13年度から耐震化事業を重点施策として取り組んできた。特別支援学校については、15年度で全ての棟の耐震化が完了しており、これにより県立学校の耐震化事業は完了する。
　17年度に改築に取り組む８棟と解体する２棟の規模などは次の通り。
　▽川之江高校武道場改築（四国中央市川之江町）−鉄筋コンクリート一部木造２階建て延べ９９０平方�b。設計は連合企画設計（松山市）が担当、期間は17年１月31日まで
　▽三島高校武道場改築（四国中央市三島中央）−鉄筋コンクリート一部木造２階建て延べ７８６平方�b。設計はシアテック（新居浜市）が担当、期間は12月20日まで
　▽土居高校部室改築（四国中央市土居町）−木造２階建て延べ１０７平方�b。近く設計発注
　▽新居浜西高校部室改築（新居浜市宮西町）−木造２階建て延べ５４０平方�b。設計は根津設計（松山市）が担当、期間は17年１月16日まで
　▽伊予農業高校特別教棟改築（伊予市下吾川）−鉄骨造２階建て延べ１８７平方�b。設計は大野建築構造事務所（松山市）が担当、期間は17年２月３日まで
　▽大洲農業高校特別教棟改築（大洲市東大洲）−木造平屋１８９平方�b。設計は８月23日入札、期間は17年２月28日まで
　▽内子高校部室改築（内子町）−木造２階建て延べ２００平方�b。近く設計発注
　▽松山西中等教育学校部室改築（松山市久万ノ台）−木一部鉄骨造２階建て延べ５４１平方�b。設計は８月23日入札、期間は17年２月28日まで
　▽東温高校特別教棟解体（東温市志津川）−鉄筋コンクリート造３階建て延べ１０２６平方�b。設計は８月25日入札、期間は11月30日
　▽吉田高校特別教棟解体（宇和島市吉田町）−鉄筋コンクリート造４階建て延べ５５２平方�b。設計は根津設計（松山市）が担当、期間は12月5日まで

提供：建通新聞社