愛知県新城設楽農林水産事務所は、豊根村上黒川地内で新たに谷止工5基を整備する。予備設計を新日(名古屋市中川区)に委託、履行期限の9月12日までにまとめる予定で、引き続き成果を基に詳細設計に着手する見通しだ。合わせて予算要望を進め、早ければ2016年度内にも工事発注が見込まれる。
計画では、豊根村上黒川字境ノ沢地内で、山林の渓流に谷止工ダム5基を建設する。今回の委託では、渓流延長800bを対象に現況調査した上で、5カ所に絞り込み測量を行う。ダムの建設地や各施設の規模などについて検討するとともに設計をまとめる考え。
同事業は、水源地域整備事業として山林の機能維持や保全のほか、渓流の流入先となる大入川や国道151号、町道などの保全を目的として計画した。
同事務所では今後、基本設計から詳細設計を進めるとともに、補正を含む予算調整を図る。早ければ16年度内を視野に入れ、早期工事着手を目指す。
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建通新聞社