味付けノリなどの総合食品メーカー、浜乙女(名古屋市中村区名駅4ノ16ノ26)は、三重県東員町の民間工業団地「とういんハイブリッドパーク」に、新工場「浜乙女三重県工場」の建設を計画している。着工は2017年1月を予定。施工者は現在、数社から見積もりを徴集して、選定作業を進めている。
新工場の規模は、全体で鉄骨造2階建て延べ約1万3200平方bを計画。同社は、食品ノリ製造などを担う主力工場の一つに位置付け、HACCP認証などを取得した最新鋭の工場とする考えだ。
工場の整備は2期に分け行う計画で、当面は第1期工事として約6000平方b分を建設する。投資額は第1期だけで約20億円を見込んでいるようだ。
稼働開始は17年11月を予定。第1期分や、既存工場の操業状況などをみながら、第2期の整備スケジュールを検討する。
建設地は東員町穴太●ヶ谷(●は刃の下に一、うしがだに)。敷地面積は1万8394平方b。民間事業者が開発を進めている工業団地「とういんハイブリッドパーク」の1区画を取得した。同団地(全4区画)では初の企業立地となる。
東員町役場で行われた新規立地の調印式に出席した服部義博社長は「東員町は地震のリスクが低く、町内に高速道路のインターチェンジも建設されている。BCPや交通アクセスの観点、また県や東員町のサポートもあって、進出を決めた」とコメント。水谷俊郎町長とともに協定書に署名した。
提供:建通新聞社