福島建設工業新聞社
2016/08/09
【福島】ロボットテストフィールド整備/県がCM業務再公募
県は8日、ロボットテストフィールド等整備事業設計関連CM業務委託の公募型プロポーザルを再公告した。6月24日付の公募で参加者がなかったため、資格要件を一部緩和して再公募したもの。技術提案書の提出期限は9月9日。1次審査でヒアリング要請者3〜5者程度を選定し、9月下旬のヒアリング(非公開)を経た2次審査で委託候補者を特定する。
参加資格は@1級建築士事務所登録A建設コンサルタント登録規定「港湾及び空港部門」「都市計画及び地方計画部門」「土質及び基礎部門」「鋼構造及びコンクリート部門」「トンネル部門」の全登録B管理技術者=技術士資格・建設部門「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」「都市及び地方計画」「港湾及び空港」または「トンネル」科目のいずれか保有C担当技術者=1人以上は、県庁に1時間以内で来庁できる場所に専属常駐・1級建築士資格者。
担当技術者の資格要件は、前回の「福島市内事務所に専属常駐」を変更したほか、前回求めた資格要件は技術提案の評価項目とした。
前回同様、設計共同体(4者以内)での参加も認める。Aの資格は今回、代表構成員とその他構成員で分担可能とした。
同CM業務は、設計と工事発注段階の発注者支援。全体の事業調整、設計業務監理、実施設計と工事発注支援、施設整備に関する有識者会議の開催支援が主な内容。
特定テーマ@事業全体を円滑にマネジメントするための提案A特殊な構造物の設計を的確にマネジメントするための提案Bコスト管理に関する提案―を求め、2段階評価の総合得点で順位付けする。参考業務規模は8400万円(消費税込)程度。履行期限30年2月末。
なお全体基本設計等業務、研究開発等施設および国際産学官共同利用施設基本・実施設計は、公募型プロポーザル手続き中。両業務、審査結果の公表は9月の予定。
ロボットテストフィールドの主建設地は、南相馬市が造成中の市復興工業団地の一部約50f。国内初のロボット本格生産前段階の実証試験・実地訓練、応用性能試験評価施設等となる。今年度基本設計入りし、29年度以降、同フィールド整備工事と建築工事を順次発注する見通しだ。