熊本市の建築、土木など公共施設の熊本地震による被害額が1880億円に上ることがわかった。
最も被害額が大きいのは公共施設(庁舎、市営住宅、保健福祉施設、スポーツ施設、観光施設等)の約1300億円で、主な内訳は熊本城が約560億円、市民病院(建替移転、一部復旧等)が約260億円、学校施設が約430億円。熊本城については、甚大な被害を受けた天守閣、本丸御殿、飯田丸五階櫓を全て建て直すと想定して約210億円と概算した。崩落した石垣の復旧費は約350億円。国指定重要文化財や他の建造物は含んでおらず、総額は更に増える見通しだ。
ほか、インフラ施設(道路、橋梁、河川、公園、上下水道等)が約430億円、農作物等が約90億円、社会福祉施設が約60億円となっている。
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西日本建設新聞社