愛知県豊田加茂建設事務所は、2016年度の逢妻男川河川改修事業として「向橋」の架け替え工事に着手する。工事は既設橋の撤去工や下部工、上部工などによる分割発注を検討。現在、発注に向けて積算など準備を進めており、早ければ9月に発注する。
同事務所では合わせて、上流部で予定する改築工事に向け、「谷間橋」など2橋の設計を進める。藤コンサル(名古屋市西区)らに業務を委託。17年度の工事着手を目指しており、16年度中に詳細をまとめる。
計画によると、河川改修は引き堤により河川断面を拡張するもので、これに伴い広田町地内の向橋を架け替える。新橋は橋長約20bのコンクリート橋を見込む。工事は既設橋を撤去した上で新橋を架設する計画で、下部工や橋梁前後の取り付け部分の護岸工、上部工を行う予定。17年度までの繰り越し工事として進める見通しだ。
一方、上流部に対する設計では、竹町地内の谷間橋と逢初橋の架け替えに関して詳細をまとめる。谷間橋の設計を藤コンサル、逢初橋の設計を葵エンジニアリング(名古屋市中村区)が担当する。新橋の概要は、谷間橋が橋長19・5b、逢初橋が橋長19b。いずれも幅員5bのコンクリート橋を見込む。
同事業は、総合治水対策特定河川工事として下流側から整備を進めており、現在までに豊田市広田町地内までの河川改修を完了した。改修では川幅を約20bに拡幅し、多自然護岸を整備する。
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建通新聞社