碧南市は、碧南緑地公園の再整備により、スポーツの拠点施設を整備する計画で基本構想と合わせて基本設計を策定する。中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務を委託、設計工期は12月28日まで。委託金額は1002万円。2017年度の第1期工事着手を目指す。
再整備で新たに設けるビーチコートは、18年7月までの完成を目指す。20年に開催する東京オリンピックに出場するビーチバレーボールチームの事前合宿先として誘致する考えだ。基本構想の策定と基本設計の完了後、第1期工事の実施設計を委託する。17年4月にもビーチコートの整備に着手する見通し。
計画によると、再整備の対象は、碧南緑地の面積4万5000平方b。このうち、ビーチコートは衣浦港に面した碧南緑地南側の面積2400平方bに砂を敷き詰めて整備する。構想ではこのほか、サッカーグラウンドとその周囲に400bトラックなどの陸上競技施設を整備する。ビーチコートは18年7月までに、そのほかの施設整備は19年3月までの完成を目指す。
同市では7月、市民やスポーツ関係団体選出の委員を交えた「碧南緑地整備検討委員会」を設置した。全体の整備内容や規模、観客席の有無、整備後の管理方法などの基本構想に対する意見をまとめ、計画に反映する考えだ。1回目の同検討委員会を7月14日に開催しており、第2回を8月26日、第3回を9月23日、第4回を10月12日に開く予定だ。
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建通新聞社