田原市は、新斎場の施設整備に向け、2016年度事業で基本計画を策定する。ランドブレイン名古屋事務所(名古屋市東区)に業務を委託、17年3月24日までを履行期間として概略を取りまとめる。
同市の斎場は現在、田原斎場と渥美斎場があり、いずれも老朽化による機能低下が否めない。このため、施設の再編とともに新たな斎場を整備する方針を打ち出した。今回の業務では、既存施設の現状を把握するほか、地元協議支援、必要火葬炉の算定、施設整備計画の策定、民間活力導入(PFI)可能性調査、整備スケジュールの検討と課題の整理などを行う。
新斎場は、既存の田原斎場を拡張して整備を進める方針で、渥美斎場は新斎場稼働後に閉鎖する。新施設の規模や火葬炉数などについて検討を進め、基本計画に盛り込む。同市では、今後5カ年度程度で新斎場を整備する方針を打ち出しており、PFI導入の可否を含め、17年度までに方向性を見出す。
現在の田原斎場の所在地は、田原町衣笠1ノ19で、敷地面積6458平方b。施設概要は火葬棟と葬祭棟で構成する鉄筋コンクリート造2階建て延べ1314平方b。火葬炉は4基。駐車場は90台。
渥美斎場の所在地は、福江町清荒子1ノ1で、敷地面積3377平方b。施設概要は火葬棟と待合棟で構成する鉄筋コンクリート造平屋462平方b。火葬炉は2基。駐車場は36台。
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建通新聞社