大阪府が取り組む寝屋川北部地下河川事業のうち、内環状線以西で排水機場に至る大深度地下使用予定区間延長約3・5`について、10月にも事前の事業間調整(事業概要書公表)の手続きに入る見通しだ。併せて、大阪府河川構造物等審議会の第2回大深度地下使用検討部会を開催し、構造検討結果を審議。2017年3月に都市計画変更を告示し、17年度での大深度地下使用の認可申請を目指す。
寝屋川北部地下河川の工事未着手区間は、鶴見立坑〜城北立坑間(内径9b、延長1778b、貯水量12万立方b、鶴見調節池)、城北立坑〜排水機場間(内径11・5b、延長2905b、貯水量30万立方b、都島調節池)の延長4684b。このうち、大阪内環状線(国道479号)から最下流部となる排水機場の延長3549b(内径9b延長約643b、内径11・5b延長2905b)が大深度区間となる。
現在、府では、急勾配区間などを対象とした減勢対策に伴う水理模型実験を進めており、8月開催予定の第1回大深度地下使用検討部会に実験結果と環境影響評価結果を諮る予定だ。
提供:建通新聞社