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建通新聞社(東京)
2016/08/05

【東京】都 新砂水門などWTO対象の一般競争7件を公告

 東京都財務局は8月5日、2016年第4回都議会定例会への付議案件として「平成28年度新砂水門(再整備)建設工事(その3)」や「警視庁中野警察署庁舎(28)改築工事」、「東京国際展示場(28)増築空調設備工事」など7件の一般競争入札を公告する。いずれもWTO政府調達協定の対象案件で、22〜26日に参加申請を受け付ける。新砂水門など5件は9月26日、東京国際展示場の設備2件は10月6日に開札して施工者を決める。
 新砂水門は、砂町運河の出入り口(江東区新砂3丁目地先〜夢の島3丁目地先)に設置している幅23・4b(1連)の水門。大規模地震が発生した際も機能を維持できるよう、現在の施設の下流に主水門と副水門の2門で構成する新たな水門を建設する。今回の工事では、自立矢板式による護岸工や二重締切工、鋼管杭による本体工、控え矢板式護岸工などを施工する。工期は18年1月30日。予定価格(税抜き)は36億8225万円。
 「平成28年度13号地新客船ふ頭岸壁(―11・5m)連絡通路建設工事(その1)」は、大型客船が接岸できる岸壁とターミナルの建設事業の一環として実施する。岸壁とターミナルを結ぶ通路として、鋼管杭による本体工とPC床版による上部工を施工する。工期は18年3月9日。予定価格は10億6605万円。
 中野警察署(中野区中央2ノ47ノ2)は既存庁舎の老朽化・狭隘(きょうあい)化に対応するため、隣接地を取得して敷地面積を広げて建て替える。新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上4階建て延べ1万1824平方b。鉄骨造2階建て延べ220平方bの付属(車庫)棟も併設する。工期は19年8月30日。予定価格は41億1722万円。
 「東京都現代美術館(28)改修工事」と「東京都現代美術館(28)改修空調設備工事」では、既存施設(鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下3階地上3階建て延べ3万3515平方b)のリニューアルの一環として内外部と設備を改修する。工期はともに18年6月15日。予定価格は建築が23億3796万円、空調が29億2679万円。
 東京国際展示場(江東区有明3ノ11ノ1)では、西展示場南側の駐車場部分に、鉄骨造5階建て延べ5万1199平方b規模の展示棟・連絡通路と、同造7階建て延べ1万5296平方b規模で約600台収容の立体駐車場を新築する。建築工事に続き今回、「東京国際展示場(28)増築空調設備工事」と「東京国際展示場(28)増築電気設備工事」の2件を発注する。工期はいずれも19年6月28日。予定価格は空調が57億7316万円、電気が71億7310万円。
提供/建通新聞社