福井市は「文化会館整備基本構想・基本計画策定支援業務」について、公募型プロポーザルを開催の結果、シアターワークショップ(東京都渋谷区)を最優秀者として特定した。
文化会館(春山2丁目7|1)の規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ5439・13平方メートルで、開館から約50年が経過し、耐震性能の不足や本体・設備の老朽化が著しいのが現状。再整備にあたり、求められる施設・機能や改修、新築も含め、幅広い視点から現状を認識するとともに、将来に向けた議論を進めるため、今年度から基本構想・基本計画の策定に着手する。
今回のプロポーザルは、策定に必要な調査、検討材料となる資料作成、策定委員会の実施などについて、専門的な知識と経験を有する民間事業者の支援を受けることで、策定業務の円滑な進行を図るのが狙い。2者が参加申込書および提案書を提出し、次点は空間創造研究所だった。
市では今年度、文化会館に隣接し、17年3月末で閉館する市民福祉会館(SRC造地下1階地上7階建て延べ6917・79平方メートル)の解体設計費も計上。3月議会では、市民福祉会館の跡地に関しても、文化会館と一体的な活用を検討する方針を表明している。解体設計はアーキズム建築設計事務所が担当。