鹿児島建設新聞
2016/08/05
【鹿児島市】熊本防衛支局奄美新駐屯地整備 9日に造成4件公告
奄美新駐屯地の整備に向け熊本防衛支局は、各施設の実施設計を進めている。新たに奄美地区の造成は、9日に一般競争入札の4件を公告、瀬戸内地区ではB地区造成を第3四半期に予定。2016年度予算には、約86億7000万円を計上。島しょ防衛に向けた整備を着実に図りたい考えだ。
陸上自衛隊の駐屯地を新設する場所は、奄美大島の2カ所。奄美地区の場所は、奄美市の「奄美カントリーの一部」で敷地面積は約30ha。公告する4件とも工事規模が5億円以上7億4000万円未満。工期に12カ月を予定。
施設概要は、隊庁舎は2棟(RC造4階建約9200u、約6700u)や訓練施設(RC造平屋建て約9000u)、食厨・浴場・厚生施設・体育館(RC造3階建約2600u)。このほか、立体駐車場新設、倉庫新設、車両整備場新設外29棟(RC造またはS造約4〜2100u)を新設する。実施設計は車田建築設計事務所・総合設備コンサルタントJV。期限は17年5月31日まで。
瀬戸内地区は、瀬戸内町節子地区の町有地で敷地面積は約28ha。主な施設は、隊庁舎(RC造2階建約5700u)や体育館(RC造2階建約1500u)。さらに、倉庫、食厨・浴場・厚生施設、車両整備場新設外26棟(RC造またはS造約4〜1200u)がある。実施設計は、松田平田設計で期限は17年5月31日。宿舎は、阿木名地区を選定した。
■整備格納庫等新設
26日に公告
海上自衛隊鹿屋航空基地には、整備格納庫等の新設を計画している。建物規模は、格納庫がS造平屋建て約7500u、サイドショップはRC造2階建約1万1000u。26日にも一般競争入札を公告する。工事内容は、建築や附帯電気、機械、通信一式。工事規模は10億円以上20億円未満。工期に約22カ月を見込んでいる。