九十九里地域水道企業団は、光浄水場系導水管路と光浄水場〜八日市場調整池間送水管路の耐震化基本設計業務を日本水工設計(東京都中央区勝どき3―12―1)に委託した。管路の耐震化に伴い、合理的な更新ルートの比較検討を行い、ルートを選定し、送水管の耐震化及び更新工事に必要な基本設計を作成する。委託工期は2017年3月17日。委託金額は光浄水場系導水管路が700万円(消費税抜き)、光浄水場〜八日市場調整池間送水管路が2000万円(同)。
委託場所は光浄水場系導水管路が山武郡横芝光町宝米1751番地〜山武郡横芝光町傍示戸1026番地。管路の延長はφ600o・L2・1q。光浄水場〜八日市場調整池間送水管路は山武郡横芝光町傍示戸1026番地〜匝瑳市生尾10番地まで。管路の延長はφ450o・L8・4q。
業務の内容は@設計協議A現地調査B設計計画C各種計算D図面作成E概略数量計算書及び概略工事費F地質調査――などの各一式。
現地調査で現地踏査を行い、地形、地質、沿道の利用状況、周辺環境、埋設物等、現地状況を把握。現地踏査をもとに設計条件及び設計上の基本事項を整理し、現地踏査、地下埋設物調査等を踏まえ、管路の耐震化及び更新ルートの候補を3案程度提示する。また既設管本体の耐震化についても検討。
そのうえで既設管路のルート、管路の耐震化及び更新ルート候補を対象に、道路幅員、交通状況、沿道の家屋等の状況について確認し、管路の耐震化及び更新ルートの候補について、管路の線形計画を検討する。また施工性、用地取得の確実性、経済性などを評価項目として、各ルートの比較検討を行い、最適なルートを選定。選定したルートについて耐震化区間と更新区間に分けて整理する。
一方、地質調査は、光浄水場系導水管路は更新ルートを対象に2か所で実施。内容は@機械ボーリング10m×2か所A標準貫入試験20回B室内試験(物理試験、粒度試験、液性塑性試験)2試料×2か所。また光浄水場〜八日市場調整池間は更新ルート8か所で実施。内容は@機械ボーリング10m×8か所A標準貫入試験80回B室内試験(物理試験、粒度試験、液性塑性試験)2試料×8か所。
栗山川左岸の光取水場で取水し、沈砂池で砂等を除去した後、取水ポンプで光浄水場に送られる。光浄水場は送られてきた水を浄水処理し、八日市場・光調整池を経由して八匝水道企業団へ給水。また、一部は松尾調整池を経て山武郡市広域水道企業団へ給水する。光浄水場の所在地は横芝光町傍示戸1026番地。敷地面積が2万793u。除水能力は日量3万1100立方m。