自動車関連部品の販売などを手がける日野トレーディング(東京都八王子市、伊藤二巳夫代表取締役社長)は、能美市の赤井・粟生産業団地で計画する新たな北陸支社の建設について、8月または9月に基本設計を委託する方針だ。
福井市内など北陸エリア内に分散する事業所を集約し、業務の効率化および新規顧客の開拓を狙う。手狭だった現北陸支社(白山市村井町)も移転し、新たな事務所と倉庫を整備する。
建設規模はS造2階建て延べ約3000平方メートルを想定。場所は同団地南側の7246平方メートル(同市赤井・粟生産業団地土地区画整理事業地内2街区1番地)。同社は、同団地への進出第1号となる。投資額は約3億5000万円(このうち用地が1億5000万円)。17年春の着工、同年秋の操業開始を目指す。
新たな支社には、将来的に全社のコールセンターやデータセンターを設置する。従業員は現支社から配置転換し、新規に地元から10人程度を採用する予定。現支社の施設は売却する。