大阪府は、都市計画道路大県本郷線街路事業で、早ければ2016年度内にJR関西本線のアンダーパス工事に着手する。アンダーパス工事は一部をJR西日本に委託して進める。同社は10月ごろに準備工事に着手する予定で、府はそのタイミングで現地調査を行い、工事の発注時期を検討する。
アンダーパス区間は全体延長約240bで、うちJR西日本委託の工事延長は約50b、府発注工事の延長は約190b程度が見込まれる。アンダーパス部の設計はJR西日本に委託し作成済み。
大県本郷線は、柏原市の旧国道170号を起点に、藤井寺市大阪外環状線に至る延長約1・9`の幹線道路。府はこのうち、国道25号から市道上市法善寺線までの延長600bを対象にバイパス道路を整備する。計画幅員は全幅20bで、2車線(車道3・25b×2、中央帯2・5b、路肩0・5b×2)と両側自歩道(5b×2)。JRアンダー部は、車道部(7b、2車線+路肩)と、車道部と構造的に分離した自歩道(3b、片側)を築造する。
アンダーパスの工事費は約20億円。同線全体の完成は20年度を目指す。
提供:建通新聞社