国土交通省多治見砂防国道事務所は、「瑞浪恵那道路」の事業化区間延長8・2`のうち、起点側にあたる瑞浪市土岐町からの延長約3`区間の道路予備設計をエイト日本技術開発中部支社(名古屋市中区)に委託した。設計工期は2017年2月28日まで。
今回、委託した内容は、交差点3カ所と橋梁2橋の予備設計を含む道路延長3020b区間の道路予備設計。交差点は既存の鶴城交差点付近に2カ所と主要地方道恵那御嵩線との交差部分1カ所の計3カ所。橋梁は瑞浪市土岐町内のJR線路と土岐川を跨ぐ延長200b区間と近接する谷部の延長80b区間の計2カ所に設置する。
17年度以降は、残る区間の予備設計や地質調査を発注する。また設計後は用地測量と物件調査を行い、用地交渉、道路詳細設計に入る。
瑞浪恵那道路は渋滞、事故、災害リスクなどの課題解決を目的としたバイパス整備事業で14年4月に都市計画決定した。事業化区間は瑞浪市土岐町から恵那市武並町までの延長8・2`。現在の国道19号の南側を通るJR中央本線の南側に新たな道路を整備する。設計速度が時速60`の第3種第2級道路。幅員は16・25bで4車線となる。
工事発注や開通の時期は未定としているが、リニア中央新幹線開業時の地域振興に寄与すると期待されている。
提供:
建通新聞社