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鹿児島建設新聞
2016/08/03

【鹿児島】鹿児島市総合計画基本計画案 生活道路は7.5km整備

 鹿児島市は、第5次総合計画後期基本計画(素案)を策定した。土地利用ガイドプランなどに基づくまちづくりを推進。計画期間は2017年度から21年までの5年間。保育所等の待機児童数はゼロを目指すほか、主要な生活道路の整備延長は7.5km増を図り77.5km、花と緑の回廊により中心市街地での回遊性を高める。
 具体的には、待機児童解消に向けた取り組みは、18年度からの開園を予定。鴨池と谷山北部、谷山の計3地域で募集定員は340人を上限に設定し、手続きを進めている。
 花と緑の回廊「環境創出プロジェクト」は、市電軌道敷の芝生や街路樹、公園などに加え、新たな魅力として市立病院跡地、市役所本館周辺に市民が憩える都市の杜(花緑拠点)を整備。街なか(中心市街地)を花と緑が彩る回廊として演出し、回遊性を楽しめる都市空間を創出する。
 市立病院跡地緑地整備については、17年度に基本・実施設計、18年度の整備工事着手を目指す。基本計画策定業務はオリエントエンジニアリングが担当。市役所本館周辺は、本庁舎整備の最終年度の19年度に実施する。
 関連する中心市街地における屋上・壁面緑化の整備面積は、期間中に511uの増加を図り、公共、民間施設の合計で6700u。市内全体では1396u増の1万7000u。
 主な目標指標をみると、都市計画道路の整備率は2.9%増の87%、住宅の耐震化率は5%アップの95%。汚水処理人口普及率は下水道と合併浄化槽の設置により3.2%増の96%とする。
 森博幸市長は2日、「計画期間中は、中心市街地で民間主導による大規模プロジェクトが目白押し。今後のまちづくりを左右することから、目標指標はしっかりと対応していかないといけない」と意気込みを述べた。