建設新聞社
2016/08/03
【東北・山形】香山壽夫建築研究所が最優秀者/山形県庄内町の役場庁舎等整備基本設計プロポ
山形県庄内町は、公募型プロポーザル方式で選定作業を進めていた「庄内町役場本庁舎等整備事業基本設計業務委託」について、香山壽夫建築研究所(東京都文京区)を最優秀者として決定した。次点者は設計・計画高谷時彦事務所(東京都文京区)だった。
第1次審査(書類審査)を通過した楠山設計(仙台市青葉区)、香山壽夫建築研究所(東京都文京区)、シーラカンスアンドアソシエイツ(名古屋市中区)、ジェイアール東日本建築設計事務所(東京都渋谷区)、鈴木弘人設計事務所(仙台市青葉区)、設計・計画高谷時彦事務所(東京都文京区)、羽田設計事務所(山形市)の7社を対象に行った7月29日の第2次審査(プレゼンテーション、ヒアリング)を経て、決定に至った。今月中旬にも正式契約する。
庄内町余目字町132の1地内にある本庁舎は、旧余目町役場庁舎としてRC造3階建て、延べ1546平方b規模で1961年に建設され、西庁舎はSRC造3階一部4階建て、延べ2375・57平方b規模で78年に竣工した。本庁舎は築後50年以上の経過で老朽化が著しく、西庁舎については耐震性は満たしているものの経年劣化していることから、それぞれ施設整備を行うこととなった。
本庁舎は、現敷地内に約4600平方b規模で建設し、完成後に既存施設(車庫など含む)を解体する。一方、西庁舎については内外装の改修整備を行い延命化を図る。このほか、延べ約1200平方b規模の車庫・倉庫も建設するとしている。
今回の業務は、これらに係る基本設計を作成するもので、履行期限は2017年3月22日まで。実施設計は17年度に行い、18年度の着工、20年度の事業完了を目指す。概算事業費(消費税含む)は約27億円となっている。
提供:建設新聞社