福島建設工業新聞社
2016/08/03
【福島】県水産種苗研究・生産施設/設備など8工事、順次公告
県が相馬市に移転復旧する水産種苗研究・生産施設は、4日開札予定で発注手続き中の西工区に続き、近く各工区の研究・機械設備等と場内整備工事等の公告手続きを開始。9〜10月にかけて順次入・開札する。北工区と送水管工事、コンクリートろ過槽工事は10〜11月の入・開札。議会の議決対象となる送水管工事は2系統を一括して発注し、12月議会に請負契約案を上程する予定だ。今後手続きを予定しているこれら8件で、全工事が発注完了となる見通しだ。
県農林水産部水産課が発注見通しを公表した。
施設建設工事は大きく分けて、建物建設主体の東、西工区と、土木・プラント工事主体の北の3工区に分割して発注。最も早い東工区(3分割)が契約済みで、西工区が同じく3分割で4日開札予定。発注見通しによるとこの後、8件∧上段別表∨の発注が予定されている。
9〜10月に入・開札を予定している一般土木1件と機械設備4件は、近く公告手続きに入る。
このほかの3件は10〜11月の入・開札を予定。
議会の議決案件となる送水管工事は、2系統(自然海水取水ルート、温海水取水ルート)を一括して発注。高密度ポリエチレン管(内径550_)計約3200bを敷設する。
発注手法はいずれも総合評価方式の一般競争。北工区と取水ポンプ建屋等工事が簡易型で、残り6件は標準型での入札になる。工期は全て14〜16カ月。30年4月の供用を目指す。
施設は、相馬市光陽の鰍`DEKA相馬工場敷地に建設する。東京電力福島第一原子力発電所南にあった大熊町の水産種苗研究所と栽培漁業センターの復旧再整備で、設計は、基本案が芙蓉海洋開発、実施案が中部設計(富山市)。