三重県建設業協会(山下晃会長)はあす6日、亀山市内で、同協会主催による第2回「災害対応訓練」を行う。同協会の全12支部の会員企業が連携を強化し、災害時の初動体制の実効力を高めるための実践的な訓練で、昨年から開始した。同訓練に先立ち、5日には、官・民連携の「情報伝達訓練」を行い、災害発生時から応急復旧活動に至るまでの一貫した災害対応活動を実践する。
5日に行う初動体制のための情報伝達訓練には、国土交通省三重河川国道事務所、北勢国道事務所、紀勢国道事務所、三重県、三重県建設業協会が参加する。同協会が独自開発した「情報共有システム」を活用し、道路啓開の要請、協会会員の安否確認、被害を想定した情報の収集を行う。
6日の災害対応訓練は、亀山市関町木崎の鈴鹿川勧進橋上流左岸河川敷グラウンドで、午前9時30分から開始する。大規模災害により被災した地区の支部を他の支部が応援することを想定し、会員企業から約400人が集結し、重機などの応援資機材を持ち寄り、道路啓開訓練、浸水地域解消訓練、応急仮設橋設置訓練の応急復旧活動を実践する。排水訓練では三重河川国道事務所と共同で行う。
訓練後には、子どもたちを対象に建設機械の試乗体験のイベントも行う。
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建通新聞社