日本工業経済新聞社(山梨)
2016/08/01
【山梨】140号石和町L380mで歩道設置着手 県峡東建設
県峡東建設事務所は、緊急道路整備修繕事業(国補)による国道140号歩道設置(笛吹市石和町河内〜井戸)に、本年度新規着手した。総事業費に6億円を試算し、2018年度の着工も視野に用地交渉を進めていく。
事業は、笛吹市石和町の国道140号誠心幼稚園入口交差点から井戸交差点間L380mにおいて歩道を設置するもの。本年度の公共事業事前評価の対象ともなっており、その際の調書によると、測量・設計や用地取得に4億円、工事に2億円が見込まれている。
現道は2車線の車道のみで幅員は路肩を含め6・65m。付近に富士見小学校があり、通学児童は路肩通行をせざるを得ず危険な状態。今回の事業区間北側にあたる誠心幼稚園入口および南側にある井戸の両交差点は、13年度までに事業費約9億円を投入して整備が完了しており、車道3・25m×2、路肩0・75m×2、歩道2・5m×2の全幅13mを確保している。
今回の事業区間も整備後は同様の幅員とする計画で、現道の両側の用地を取得し歩道設置を行う。現場は商業施設などが立ち並んでおり、個人も含めて地権者は30件ほどとなる。北側(誠心幼稚園入口交差点)から用地交渉を進める方針で、ある程度固まった段階で工事に移り、数工区に分けて拡幅を図っていく。
区間の北側、東高橋交差点に至るまでには同じように歩道の未整備区間L350mが残っており、本事業完了後には引き続きの拡幅工事が待たれるところだ。