浜松市は、建設工事の受注者が着手日を定めて工事に着手する「建設工事着手日選択制度」を8月1日から試行する。
同制度は、開札日から90日を上限とした「工事着手日選択期間」を設けており、期間内のうち任意で着手日を定めて契約前に申請する。受注者は、契約日から工事着手の前日まで主任技術者や監理技術者、現場代理人を配置する必要がなく準備期間を取ることができる。
対象となるのは、2016年度内に完成する土木工事。年度をまたぐ場合は、発注・調達部署との協議により合意を得た場合とする。
市では、受注者の円滑な施工体制の確保と受注機会の拡大、建設業の担い手育成を目的に同制度の試行を決めた。
提供:建通新聞社
(2016/8/1)
建通新聞社 静岡支社