トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2016/07/29

【大阪】左岸線大深度地下 国内最深で法的手続きへ

淀川左岸線延伸部の大深度地下使用に向け、法的手続きの第一歩を踏み出した。事業予定者の国土交通省近畿地方整備局は、最深約91bを想定する同延伸部の大深度部分について、鉄道、電気、ガス、通信などの事業者を対象に事業の共同化や事業区域の調整など事業間調整を行うため、7月28日付で事業概要書の縦覧を始めた。縦覧期間は8月26日まで。認可されれば3例目で、国内最深の大深度地下使用となる。
 淀川左岸線延伸部は、大阪市北区豊崎6丁目付近の仮称・豊崎インターチェンジから、途中、大深度地下空間を活用し、門真市薭島付近の近畿自動車道門真ジャンクションに至る延長約8・7`の自動車専用道路として計画。本線構造は主にトンネル構造で、ジャンクション・インターチェンジ部がトンネル、平面、高架を組み合わせた構造となる。道路規格は第2種第2級で車線数は4車線。設計速度は時速60`。事業化後の設計・工事から完成までの事業期間は10年程度を想定する。
 事業中の大和川線や湾岸線とともに、大阪都市再生環状道路の一翼を担うことになる。
 7月28日には近畿圏大深度地下使用協議会の第5回幹事会を開催。関係機関に対して、事前の事業間調整の手続きや事業概要書の縦覧が始まったことが周知された。
 ※標準部イメージは建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社