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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/07/28

【埼玉】埼玉県測量設計業協会が臨時総会を開催

 埼玉県測量設計業協会(細沼英一会長)は22日、2016年度(平成28年度)臨時総会を建産連研修センターで開き、定款の一部変更を承認した。また東日本建設業保証轄驪ハ支店との協賛で経営研修会を開催。褐嚼ン経営サービス提携講師で元前田建設工業竃{店土木エンジニアリング部長の前田憲一氏を講師に招き、『建設技術者と法令順守』をテーマに企業統治(コーポレート・ガバナンス)徹底の重要性などを再認識した。
 細沼会長は「会長就任にあたり3つの方針を立てました。会員の増強、会員の業務受注拡大、本業会の担い手確保でございます。これらの方針を進めていくには県議会議員などの先生のお力添えは不可欠です。現在当協会の県議などの顧問には定数制限が定められております。これを変更し柔軟に対応して協会発展に努めていきたいと考え、本総会を開催致したところでございます」とあいさつ。開催にあたっての趣旨を説明した。
 議事は定款の一部変更および会員以外の顧問・監事報酬規程の廃止についてで、これまで相談役・顧問を各3人以内としていた条件をなくすなどの内容で、原案どおり全会一致で可決した。
 その後は研修会を開催。講師の前田氏は建設業の変遷と法律、建設業法、労働関係法令、技術者倫理などについて講演。建設技術者の評価としてCPD活用実態、総合評価方式の現状、工事成績重視の評価項目と配点など最近の傾向の分析にはじまり、技術者の責務・行動規範、企業防衛として反社会的勢力への対応などについて説明した。
 前田氏は東日本大震災の教訓として「建設業は普段は町医者、災害時は救急救命医」と話し、混乱時での対応の仕方として確認の再確認の重要性などを指摘。参加者全員で企業経営者としての倫理・モラルの徹底を再確認した。