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　越谷市は、中央市民会館で優秀建設工事表彰式講演会をこのほど開催した。講師に越谷県土整備事務所の坂田剣人道路相談担当課長を招き、東日本大震災後の宮城県における復興状況や復興計画などを講演した。
　坂田担当課長は２０１４年４月〜16年３月に、宮城県仙台土木事務所へ派遣された。閖上大橋（ゆりあげおおはし）や亘理大橋（わたりおおはし）の耐震化、沿岸部の復興道路などを受け持ち、工事費積算、関係機関との協議調整、工事監督業務などに携わった。実体験をもとに、被害状況や進捗状況などを説明した。
　宮城県、岩手県、福島県の被災地３県における課題として、技術者・労働者不足、資材価格や労務単価の高騰の慢性化などを挙げ、工事進捗に遅れが発生したことなどにより苦労したと述べた。
　また、関係機関と連携しながら、できる限り早期に復旧・復興工事が完了できるよう、継続する必要があるとした。