日本工業経済新聞社(群馬)
2016/07/27
【群馬】県中部農業事務所が前橋市小坂子で石綿管を敷設替え
県中部農業事務所農村整備課は、前橋市小坂子町などを通る用水路L873mの敷設替えを計画している。本年度から事業着手をしており、現在は設計を藤和航測(前橋市)が作成している。工事は、来年度からの着手を予定している。事業期間は2020年度まで。工事費は1億4700万円を試算している。
工事を行うのは、水資源機構群馬用水赤城幹線水路から分水し、前橋市小坂子町と上泉町、五代町、荻窪町を南北に流れる前橋1号幹線。全体でL1295・5mあり、そのうち石綿管を使用しているL873・4mを対象としている。
対象区間では、口径や管種、工事箇所によって6区間を設定。北側から◇φ450oのVM管をL76m◇φ450oのVM管でL69m◇φ400oのVM管をL100m◇φ400oのVM管をL69m◇φ300oのVP管をL249m◇φ250oのVP管をL308m−となっている。
既存管は民地などを通っていることから、今回の敷設替えで道路下へ埋設し直す。このため、詳細な工事延長については、現在作成している設計の中で詰めていく。全延長のうちダクタイル鋳鉄管が敷設されている区間は対象から外す。
同用水路は1975〜76年にかけて敷設された石綿管路。施工後40年近く経過し老朽化が進行しており、適宜補修などを行い対応していた。そのため今回の事業により、石綿管の撤去と併せて敷設替えが計画された。
総事業費は1億6000万円。内訳は1億4700万円が工事費、1200万円が測量設計費、補償費に100万円となっている。