北陸地方整備局は、大河津分水路改修事業のうち、野積橋架替工事について新潟県と基本協定を締結し、架け替え位置や法線を公表した。新野積橋の橋長は400メートルを超える見通しで、現行の約2倍となる。
同事業は、信濃川上・中流の洪水対策として、山地部河道掘削や第二床固改築、野積橋架替などを実施する大型事業(事業区間=河口から上流側約3・3キロ、全体事業費=約1200億円、工事期間=15−32年度)で、施工場所は長岡市、燕市内。
このうち、野積橋架替は直轄事業として、現行の橋(橋長211メートル、幅員6メートル)を下流側に架け替えるもので、河道を約100メートル拡幅するほか、河道に対し斜めに架け替えるため、橋長は400メートルを超えるとみられ、さらには幅員も現行より広がる見通し。現在、建設技術研究所で詳細設計が進められている。
今後、早ければ10月ごろに新潟県と施工協定を締結し、17年度の工事発注を予定している。