「県土の強靭化のための事業推進」と「県内の測量設計業者の活用・育成」について、(公社)千葉県測量設計業協会(小池毅会長)の正副会長らは22日、県庁の県土整備部を訪ね、野田勝・県土整備部長をはじめとする関係各課長らに要望書を手渡した。この日県庁を訪ねたのは、小池会長のほか、横打研副会長、古里弘副会長、林正美副会長、山崎幸一事務局長の5氏。
◆地域に精通した優秀な業者育成
要望事項のうち「県土の強靭化のための事業推進」では、@道路の整備及び公共物境界確定事業を含む台帳整備の整備事業A河川海岸の防災対策及び公共物境界確定事業を含む河川台帳の整備事業B道路・河川敷地、施設構造物等調査ならびに占用物件調査の実施及びこれら資料の電子化と地理空間情報システムを用いた情報化事業――の公共物境界確定事業とともに、着実な地籍調査事業の推進を求めた。
同じく「県内の測量設計業者の活用・育成」では、地域に精通した県内の優秀な業者の活用・育成を求めるとともに、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」及び同法第22条に基づく発注事務の運用指針の諸施策の的確な実施を要望した。
同協会は、2013年4月1日に公益社団法人に移行し、地域社会への貢献と測量設計業の振興を最重点に取り組んでいる。本年度からは「ちば測協 第8次5か年計画」がスタートし、メインテーマに『県民の安全・安心を支える地理空間情報産業を目指して』を掲げ、GIS分野への業務領域拡大やi―Constructionへの対応等、将来的な測量設計業界を展望した事業活動を展開していくとしている。
【県県土整備部要望先】
▽野田 勝(県土整備部長)▽伊藤 稔(都市整備局長)▽吉田行伸(災害・建設業担当部長)▽永島克彦(県土整備政策課長)▽神作秀雄(技術管理課長)▽清水生也(建設・不動産業課長)▽鈴木利治(用地課長)▽北岡 聡(道路計画課長)▽根本嘉生(道路整備課長)▽湯田尚登(道路環境課長)▽岩船 保(河川整備課長)▽小池敏夫(河川環境課長)▽齋藤忠志(都市整備局建築指導課長)