日刊建設工業新聞
2016/07/26
【鳥取】工事30件、総額9億円執行へ 八頭県土整備事務所8−9月発注計画
八頭県土整備事務所は8−9月の発注計画を25日までに固めた。今月末から工事30件、総額9億円を執行することにしており、「順調にいけば上期執行目標の82%に達する」(建設総務課)と説明している。
発注計画によると、内訳は土木一般A級が道路関係を中心に7件程度、土木一般B級対象は8〜9件程度。すべて発注されれば、本数ベースでは管内の両クラスともに上半期末(9月末)までに受注が一回りしそうだ。
Aクラス向けでは津山智頭八東線の大呂2工区(智頭町)、岩美八東線の落岩(八頭町)の改良が6000万円以上。県内に公募区域を拡大して工事公告する。上期最大級の大呂2工区の改良費は8500万円。バイパス計画下手の北股川護岸150bを施工する。落岩改良は架設中の「段所橋」から下側の護岸工に7000万円を投入する。
津山智頭八東線の坂原工区(智頭町)では、砂防指定河川・坂原川に架ける橋りょうの橋台2基に4400万円。大呂(その2)では、バイパス入り口に建設中の下部工前後の護岸工に4900万円を充てる。
若桜湯村温泉線(若桜町)の橋りょう補修は5400万円。田の原橋と来見野橋の補強を一括発注する。
河川・砂防では、三倉川(若桜町若桜)の河川維持修繕に4200万円、湯谷川砂防(智頭町三田)は工事費4000万円で本堤に着工する。
一方、Bクラス対象は中島地区単県急傾斜(智頭町市瀬)、私都川改修(八頭町下峰寺)の3000万円級が柱。来見野川(若桜町来見野)、見槻川(八頭町見槻中)、白坪川(智頭町西谷)の河川維持修繕、三吉地区林地荒廃防止(智頭町)、下徳丸単県急傾斜(八頭町徳丸)はそれぞれ2000万円級で発注する。また、国道482号舂米バイパスの残土処分地に氷ノ山・氷太くんのグラウンドを利用。造成の準備工に3000万円。津山智頭八東線の物見峠改良(智頭町西宇塚)でも3000万円級の工事費となりそうだ。
このほかの工種では、国道373号・山木橋(智頭町中原)のPC上部工は2社JVで8000万円級、大江A地区急傾斜(八頭町)は法面保護工で3000万円級、JR郡家駅前を走る郡家停車場線の仕上げはアスファルトA級向けに発注する。
また、鋼橋は智頭勝田線・白坪橋(智頭町西谷)の拡幅を県外専門メーカー向けに近日発注する。