兵庫県内の経営事項審査受審企業5765社のうち、健康保険の未加入企業は44社、厚生年金保険の未加入企業は45社だった。また、雇用保険の未加入企業は17社あった。国土交通省では、2017年度をめどに、建設業の社会保険加入率100%(企業単位)を目指しており、まったなしの状況となっている。
健康保険の加入状況では、加入が4535社(約78・7%)、未加入が44社(約0・8%)、除外が1186社(約20・6%)。厚生年金保険は、加入が5011社(約86・9%)、未加入が45社(約0・8%)、除外が709社(約12・3%)。また、雇用保険は、加入が4552社(約79%)、未加入が17社(約0・3%)、除外が1196社(約20・7%)だった。
健康保険の未加入企業44社を主工種別に見ると、土木一式9社、建築一式7社、とび・土工・コンクリート6社、管5社、造園、電気、塗装が各4社、さく井、機械器具設置、電気通信、内装仕上、防水が各1社の内訳。厚生年金保険未加入の内訳もほぼ同じだった。
また、雇用保険未加入企業17社の内訳は、土木一式、管が各4社、建築一式3社、とび・土工・コンクリート、塗装が各2社、電気、内装仕上が各1社だった。
今回のデータは、CIIC(16年6月17日時点)で掲示されている情報から抽出。情報提供はJME。
提供:建通新聞社