物流不動産の所有・運営・開発を手がけるプロロジス(日本本社。代表取締役社長山田御酒氏、東京都千代田区丸の内2丁目7−3東京ビルディング21階)が京田辺市松井に計画の大型物流施設「プロロジスパーク京田辺プロジェクト」が本格始動する。
このほど開発許可が下りた。施工は淺沼組(大阪市浪速区・06−6585−5500)。設計はオオバ大阪支店(大阪市中央区・06−6228−1350)。
開発者は伊吹特定目的会社(プロロジス。東京都千代田区丸の内2丁目7−3東京ビルディング)。計画によると、府道交野久御山線沿いの京田辺市松井宮田1他の敷地6万9701・56uを開発し、6階建、延13万9342・27uの物流施設を建設する。
土地利用計画によると、調整池(A1、A2、B)764・25u、緑地2100・00u、管理用通路@645・69u、管理用通路A234・70u、施設用地6万5956・92u。
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プロロジスが27年4月に公表した内容によると、第二京阪道路京田辺松井インターチェンジから東へ約300mに位置する計画地に物流施設を建設する。停電や断水対策を講じるなど事業継続性に対応するほか、断熱性の高い屋根材や外壁の採用、敷地内の緑化など環境配慮の施設とする予定。従業員向けのレストランを設ける。
第二京阪道路に近く、大阪・京都の関西二大消費地に加え、滋賀方面への配送が可能な物流に適した立地で、新名神高速道路八幡インターチェンジ予定地からも近く、新名神開通後は中国地方から中部地方までをカバーする広域拠点としての利用も可能になるとしている。
計画地は原則開発ができない市街化調整区域だったが、今年3月の京都府都市計画審議会で計画地を含む11fの市街化区域への編入が承認され、また京田辺市都市計画審議会で計画地を含む13・3fの用途地域を準工業地域に変更する案が承認され、開発ができる環境が整っていた。