美濃市は、市民わくわくふれあいセンター建設に伴う基本設計をダイナ建築設計(岐阜市)に委託した。設計工期は2017年3月30日。6月に策定した基本構想に対する市民意見も踏まえまとめる。17年度にも実施設計を別途契約し、工事の財源確保に入る予定だ。
わくわくふれあいセンターの基本構想では、建設地はアクセスや用地確保の容易性などから、敷地面積約9000平方bの美濃病院跡地(吉川土地区画整理地区)を最適地とした。
施設規模は、構造は未定だが2階建て延べ2741平方bとしている。施設機能としては、老朽化が著しい老人福祉センターや児童センター、保健センター、勤労青少年ホーム、グリーンプラザ小倉山を中心に、これに伴う機能を集約した福祉の拠点施設とする。
建築基本構想としては、1階ホールを施設のセンターコアとし、事務所や、多目的ホール、会議室、ラウンジなどを配置、各セクションへの動線とする。2階は、ホールや調理室などとしている。
パブリックコメントでは、駐車場の敷地確保や、建設費用の設定など19件の意見が出た。これに対し300台以上の駐車スペースを確保するなど市の考えや対応を示している。こうした市民意見も踏まえ基本設計をまとめる。
工事については、国からの補助を予定しており財源を確保してからの発注となるため、具体的な時期は示していない。
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建通新聞社