富山県土木部は、高岡市四日市〜福岡町赤丸地内の河川総合交付金事業小矢部川水系谷内川について、残事業費27億1500万円を投じ、17年度以降に築堤工や護岸工などを継続して進める。
谷内川は高岡市北西部を貫流する一級河川。河川断面が狭小で、流路も湾曲しており、浸水被害が発生している。被害軽減に向けた河川改修として、小矢部川合流点から五位庄用水までの延長3150メートルを対象に、築堤工11万立方メートル、護岸工6300メートルに取り組んでいる。総事業費は53億円。
02年度に事業着手し、今年度は1億9400万円をかけて右岸護岸工や取水堰下部工などを推進。進捗率は事業費ベースで48・8%。17年度以降に残事業の築堤工3万760立方メートル、護岸工4090メートル、掘削工5万2000立方メートル、付帯工、用地・補償、調査・設計一式を進める。26年度の完成を予定している。