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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/07/21

【群馬】特養などの公募選定結果公表

高崎市は市の補助を受けるなどして特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設などを整備(新設・増床・転換)する法人を明らかにした。特養など19施設がこのほど選定された。9月議会で正式に補助が決定した施設から入札を行い、新築や増築工事などを実施する予定だ。本年度の当初予算には、老人福祉施設関連の補助金4億5340万2000円を計上した。
特養の新設で、補助の対象となるのは7法人。予定するのは◇マグノリアニセン(乗附町)◇ようざん会(八幡町)◇清光会(箕郷町矢原)◇恒星会(倉渕町三ノ倉)◇しんまち元気村(新町)◇国府会(塚田町)◇幹の会(藤岡市小林)。清光会では、新設するS造4階建ての施設に、特養29床と介護老人保健施設80床を整備する計画だ。特養には1床あたり320万6000円。介護老人保健施設整備には1施設あたり2500万円を補助する見通しだ。
特定施設入居者生活介護は6法人で◇プランドゥ(上並榎町)◇まんよう(神奈川県横浜市)◇社団美心会(矢中町)◇ホソヤ(富岡市富岡)◇ケアサプライシステムズ(島野町)◇ユミテック(東貝沢町)。これらには補助金の支給はない。事業者主体で建設・開発を進め、工事完了後に運営を開始するための指定を受ける。
ユミテックでは、既設のW造2階建ての施設にS造3階建てを増築する。既設の建物とは渡り廊下でつなぎ、全体で46床にする計画だ。
ショートステイからの転換を図る施設は5法人で◇清光会(箕郷町矢原)◇長野会(菊池町)◇宏志会(下佐野町)◇夢(綿貫町)◇幸養の会(京目町)。清光会は20床で、このほかは10床程度の規模を想定している。
市は、特養や介護老人保健施設などの新設や増床、改修などに対し、補助を希望する事業者を公募。このほど補助先が内定し、現在正式な交付申請の手続きを進めている。