国土交通省紀勢国道事務所熊野尾鷲道路出張所は、建設現場で活躍する女性の働きやすい環境づくりに取り組んでいる「平成27年度42号坂場西地区道路建設工事」の現場を公開した。
熊野尾鷲道路U期関連の工事現場で、施工者のユウテック(三重県紀宝町)が女性用トイレを設置するなど、女性が働きやすい現場環境を目指している。ダンプカーの女性ドライバーや交通誘導員の女性は、「ありがたい。安心して働けます」と口をそろえる。また、同現場では超低振動型の建設機械の導入、24時間の騒音測定、ソーラーシステム休憩所の設置、全てのダンプカーへのドライブレコーダーの搭載など、施工者による創意工夫がなされている。
長谷川温出張所長は「安全施工が第一」と前置きし、「3Kに代表される建設業のマイナスイメージを変えるため、仕様書にはない工夫をする現場が増えている」と評価する。
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建通新聞社