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　新潟県ＣＬＴ等普及協議会（会長・村松二郎新潟県森林組合連合会代表理事会長）は１９日、新潟市西区の越後森林館で１６年度第１回通常総会を開催した。
　冒頭、村松会長は「ＣＬＴも建築資材として第一歩を踏み出した。新しい部材に対して県内でどのように取り組んでいくか、あるべき姿を考えて、全国の動きを見ながら情報を共有していきたい」とあいさつ。オブザーバーの下越森林管理署の上野文紀地域調整官が「ＣＬＴの活用など木材の普及に向けた支援をしていく」、新潟県農林水産部林政課の船見護参事が「全国的にＣＬＴの建造物が増えてきた。県内も本格化へ向けサポートしていきたい」と述べた。
　議事では、１５年度事業報告書および収支決算書を承認。また、８月にＣＬＴ製造検討勉強会、９月にＣＬＴ等活用推進に向けた勉強会、１７年１月に地域材利用拡大への取組み「公共建築物等における県産材利用促進」講演会とＣＬＴ設計施工マニュアル講習会などの開催を盛り込んだ１６年度事業計画（案）ならびに収支予算（案）を承認した。
　その後、新潟県林政課が「ＣＬＴ製造工場の検討について（現状把握）」を説明。最近のＣＬＴ業界の現状について報告した後、キムテック（東京都）がＣＬＴプランニング支援ソフト「高度１万」の紹介を行った。