大阪府内の経営事項審査受審企業7774社のうち、健康保険の未加入企業は115社、厚生年金保険の未加入企業は114社だった。また、雇用保険の未加入企業は74社あった。公共工事の入札段階や競争参加資格審査で社会保険未加入企業を排除する動きが進む中、社会保険未加入問題は建設業界の喫緊の課題となっている。
健康保険の加入状況では、加入が6846社(約88%)、未加入が115社(約1・5%)、除外が813社(約10・5%)。厚生年金保険は、加入が6928社(約89%)、未加入が114社(約1・5%)、除外が732社(約9・5%)。また、雇用保険は、加入が6737社(約87%)、未加入が74社(約1%)、除外が963社(約12%)だった。
健康保険の未加入企業115社を主工種別に見ると、土木一式34社、建築一式24社、管18社、電気9社、造園8社、とび・土工・コンクリートと塗装が各6社、防水4社、舗装3社、さく井、しゅんせつ、内装仕上が各1社。厚生年金保険未加入の内訳もほぼ同じだった。
また、雇用保険未加入企業74社の内訳は、土木一式22社、建築一式19社、造園7社、電気6社、とび・土工・コンクリート、舗装、管が各5社、塗装3社、建具、内装仕上が各1社だった。
今回のデータは、CIIC(2016年6月17日時点)で掲示されている情報から抽出。情報提供はJME。
提供:建通新聞社