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日刊建設タイムズ社
2016/07/20

【千葉】成田市/附属病院地区地区計画原案/畑ヶ田地区の約15・9ha 

 成田市都市計画課は「大学病院医学部附属病院地区地区計画」の原案をまとめた。今月29日まで同課で縦覧する。また、今月17日には市役所で説明会を開催した。地区計画は、畑ヶ田地区の一部を対象に、国際医療福祉大学の医学部附属病院や研究・研修施設など高度な医療施設を誘導し、質の高い医療サービスの提供を目指すことを目標に導入する。地区の面積は約15・9ha。
  同市は国家戦略特区に指定され、同地区では市が国際医療福祉大学に用地を無償貸与し、同大学が医学部附属病院の2020年の開設を目指している。このため地区計画では、医学部附属病院をはじめ、研究・研修施設など高度な医療施設を集積し、質の高い医療サービスを提供することで、国際的な医療拠点の形成を目指す。また、地区計画を導入することで、適正かつ健全な土地利用を図るとともに、周辺の自然環境に配慮した良好な医療拠点の形成を図る。
  地区計画では建築物等の用途制限を行い、地区内に建築できる施設を、@病院A従業員等のための居住施設B保育所、幼稚園または認定こども園C大学、大学院、研究施設、研究開発型施設または研修施設D床面積の合計が500u以内の店舗、飲食店等E自動車車庫F床面積の合計が3000u以内のホテルまたは旅館G床面積の合計が3000u以内の体育館、スポーツ練習場または水泳場――などとする。また、敷地面積の最低限度を1000uとし、区画道路の道路境界線までの距離を2・0m以上、それ以外の道路及び隣地境界線までの距離を1・0m以上とするなど壁面の位置を制限する。
  地区計画は今後、県と事前協議を行い、10月に地区計画案の縦覧を行った後、11月に市の都市計画審議会に諮り、県知事との協議を経て、来年2月の決定を目指す。
  地区計画の概要は次の通り。
  ▽地区計画の名称=大学医学部附属病院地区地区計画▽位置=成田市畑ヶ田字地蔵谷津、地蔵前、新林、花山、猪ノ台及び浅間の各一部▽面積=約15・9ha▽土地利用の方針=国際的な医療拠点として、高度な医療施設や研究施設を誘導するとともに、病院従事者の居住施設やリフレッシュ施設のほか、保育施設を誘導し、質の高い就業環境の形成を図る。また、入院患者の家族のための宿泊施設等の立地を誘導することで利便性の確保を図る。ゆとりある歩行空間の形成のため、電線の地中化や歩道の整備を図るとともに、敷地内に空き地を確保し、施設利用者の安全性と快適性を高める。周辺の自然環境と調和した樹林を保全するとともに、敷地内での植栽や屋上緑化等を行うことで緑豊かな環境形成を図る▽地区施設の整備方針=地区内の適切かつ健全な環境形成のため、公園を地区施設として適正配置する▽建築物等の整備の方針=地区計画の目標及び土地利用方針に基づき、建築物等に関する制限を定める。k_times_comをフォローしましょう
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