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本年度第１回群馬県森林審議会（会長・八木原勇治群馬県森林組合連合会長）が15日に県庁で開かれ、「安中メガソーラー」事業に関わる新規林地開発許可と、「嬬恋ソーラーウェイ」計画に関わる林地開発許可の変更議案を審議した。いずれも原案を承認し、知事宛てに答申する。安中メガソーラーは約71・５ha、嬬恋ソーラーウェイは約25・２haの森林を開発する。
安中メガソーラー（発電規模42・８４メガワット）はＪＲ安中駅から南東２・５�qに位置する安中市大谷外で計画する。事業区域は１３６・９８ha（うち森林１０６・１２ha）。71・５３haの森林を開発し、残りは残置する。造成計画は約92・１haに及び、盛り土・切土はそれぞれ３２７万７０００立方ｍを見込む。
ソーラーパネルは72・１７haにわたって設置。防災施設として、ため池を兼用する調節池を３基（調節容量６万２７７０立方ｍ）建設する。年２回浚渫して、施工中・施工後の土砂災害を防止する対策を講じる。調節池の完成までは仮設の沈砂池を10カ所（１万６７００立方ｍ）設置する。２０１８年９月末の開発完了を目指す。知事許可後、直ちに開発を開始する。
一方の嬬恋ソーラーウェイ（発電規模15メガワット）は、嬬恋村役場から南西10�qに位置する嬬恋村鎌原で計画。事業区域は38・５２ha（全て森林）で、25・２２haを開発する。
15年３月６日に許可が出ており、今回の許可変更は作業ヤード（１万３７７２�u）を設置するもの。これにより、開発完了予定は当初の16年10月17日から17年５月31日に延長される。
ソーラーパネルは22・５２ha分を設置。このほか、沈砂池２カ所（容量４１６８立方ｍ）を防災施設として整備。工事期間中に貯まった土砂は半年ごとに浚渫する。このほか、雨水排水施設としてＵ字溝や素掘り側溝を設置。沈砂池を経由して大沢川に放流する。