事業主体は(一財)日本モーターボート競走会 2017年3月着工の見通し 築40数年が経過し老朽化が進むボートレース大村の選手宿舎に関し大村市競艇企業局は、2017年3月に建て替え工事に着手されるとの見通しを示した。東京に本部を置く(一財)日本モーターボート競走会が事業主体となる。
約1年間の工事期間を経て、18年4月に竣工する予定。他レース場の例を参考に見ると、事業費は約7億円程度となる見込みで、市競艇企業局によると、同競走会が負担するという。
資材から施工まで 地元業者に発注を これまでに複数の市議が一般質問で、老朽化が進み手狭である選手宿舎の建て替えの必要性を強調。この中で「資材から施工に至るまで、地元業者を優先していただけるよう求めてほしい」と要望。
これに対して市競艇企業局は「競走会にもそのように要望している。また、選手会から個室宿舎を整備してほしいとの声が上がっている」と説明。選手の体調管理を考慮し、現在大部屋となっている選手宿舎を個室化にする方向で検討が行われていることを明らかにした。
なお、840坪におよぶ跡地に関して市競艇企業局は、「競走会から処分したいと聞いている」などと述べただけで、今後の具体的な対応策に関しては言及しなかった。
また、導入を予定しているナイターレースに関して市競艇企業局は、照明塔や防音壁の整備工事を16年度中に行う方針だ。ナイターレース関連では現時点で事業費をおおむね40億円と見積もっており、17年度中の10月から11月の間に導入を目指す構え。ボートレース大村でナイター導入が決まれば、全国にある24レース場の中で7場目になるという。