全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　みよし市は、魅力ある三好ケ丘駅周辺の再整備に向け、２０１６年度で基本構想を策定する。玉野総合コンサルタント（名古屋市東区）に業務を委託、17年３月27日を履行期限として構想をまとめ、17年度に基本設計などに着手する方針だ。
　今回の委託業務では、15年度にまとめた「三好ケ丘駅周辺魅力づくり方針」に基づき、市が独自に整備可能な駅前ロータリーや道路などについて、現況測量により状況を把握、整備構想をまとめる。順調なら18年度の整備着手を目指す。
　三好ケ丘駅周辺地区については、14年度に駅周辺の半径約５００�bを対象に、道路ネットワークや未利用地の活用など全体的な構想を策定した。15年度には、基本構想を基に駅周辺の市有地や民間の所有地などに対する活用方法などについて整備方針を策定。短期計画として駅前ロータリーや接続する市道の整備、中長期計画として民有地の活用などの整備方針をまとめた。
　名鉄豊田線の三好ケ丘駅周辺は、開発当初は閑静な住宅地を目指し、土地区画整理事業により宅地整備を実施したが、現状では通勤や通学の乗降客が利用するだけの駅となっている。また、駐輪場の不足や駅前ロータリーの車両混雑などの課題を抱えている。市では、こうした課題の解消を図るとともに、魅力づくりによりにぎわいのある駅周辺として再整備を目指す。

提供：建通新聞社